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暗号通貨購入を振り返る(NEMでハーベスト) 002


https://japan.nem.io

2017年からNEM保有者待ちに待っていたSymbolのリリースが決まったので自身の暗号通貨購入(主にネム)を振り返っている。前回は2017年〜2018年のバブルの時を書いた。今回は2020年コロナ拡大あたりから。

2020年コロナ拡大とともに上がるネム

取引履歴を見直してみると、2020年3月のほぼどん底の3.5円で1000XEMを買っていた。ぼんやり覚えているが、「流石にもうこれ以上上がらんやろう。0円になっても−3,500円やし…」と思いながら買ったと記憶している。2020年はちょうどこれを期にチャートが右肩上りにトレンド転換していた。しかし思えば一時期200円を超えていた通貨が3.5円とは恐ろしいものであるし、自分もよく買ったなぁと思ったりする。そういえば2017年−2018年に買っていたペペキャッシュはZaifでの取り扱いがなくなり無価値になってしまった…

そこからは価格の上昇に合わせて、各ポイントで買い増しを続けていった。気がつけば2017年にはできなかったハーベスト実行可能な10,000XEM以上を確保することになった。2017年当時憧れだったハーベスト…ついにその権利を得たのである。

右肩上がりになってから今でも思い出すのは8月末の土日に行った菖蒲が浜キャンプ場の時。その頃暴騰が続きついに17円をぶち抜いたのである。3.5円のXEMが約5倍になっていた。

17円を突破したとき

その興奮は久々に味わうものだった。キャンプをしながら嫁の話を右から左に流しつつチャートに食いつき、Zaifのチャットとツイッターを行き来し、湖をみながら七輪で炙った焼き鳥を食うという最高のシチュエーションだった。残念ながらソフトバンクの電波が弱いのが難点だったが、大自然の中でパチンコの確変を眺めている、そんな気分だった。巨大な売り板がじわじわと食われていく姿をみつつチャットが盛り上がるのみるのがたまらない。

ちょうどこの頃には「ここまで上がれば充分」と思いだし、何度も全部売ろう、全部売ろう…と考えていた。結局多少の売買をしたが、大きく売らずに今でも持っているのでこの時期の判断が運命の分かれ道だったのかもしれない。

2020年 夏〜秋 ハーベストとオプトイン

結局17円をつけたあと、ネムは長ーい調整に入り、やきもきする時間が増える。10月に入り一時10円を割りそうになりつつも、12月には前回高値を抜き、一気に上昇気流に乗った。

この頃チャートはほどほどに眺めつつ、ある計画を立てていた。それは「ハーベスト」である。前述の通り、2017年には高すぎてできなかった10,000XEM以上の確保ができたので、本格的にハーベストをやってみることにした。

この記事ではあくまで自身の暗号通貨の購入を振り返るだけなので技術的なことにはあまり言及しないが、「ハーベスト」とはビットコインのマイニングみたいなもので、NEMウォレットに10,000XEMを入れておくと、報酬が貰えるというのもである。

NEMのコンセンサス・アルゴリズムはビットコインのPow(Proof of Work)ではなく、PoI(Proof of Importance)が採用されている。要はコインをいっぱいもっている人、取引量が多い人は重要度があがり、報酬がもらいやすくなるというものである。

SymbolでもNEMと同様に10,000XYM以上あればハーベストが可能で、Symbolリリースに合わせて、XEMの保持数と同じXYM(Symbol)が貰えるので、今のうちに準備しておけば、ローンチと同時にハーベストができるというわけである。

こんな感じでブロックの生成に合わせて報酬が貰える

自身が持っているNEM(XEM)と同数のSymbol(XYM)を受け取るには、「オプトイン」という作業が必要になるが、取引所の代行に任せるか自身のウォレットで行うかによって、付与がどうなるか変わってくることもあり、ここはいっちょ自分でウォレットを作ってオプトインしてみようと思い立ったのである。

  1. Zaifで10,000XEM以上買う
  2. NEMウォレットを作成
  3. ZaifからNEMウォレットにXEMを移動(出金)
  4. デリゲートハーベスティングを開始
  5. Symbolウォレットを作りオプトインする

方法については調べればいっぱいでてくので割愛するが、そこまで難しいものではなかった。最後の売買は20円台でを最後にして、あとはSymbolのリリースを待つばかりとなった。

Symbolのリリース日が2020/3/15に確定

そして迎えた2021年だが、1月に予定されていたSymbolのローンチ日が延期になった。このとき20円を超えていたNEMは18円台まで落ち、暴落の恐怖がまた蘇るが結局2月は高値を更新し、ついに80円台に突入する。

80円台といえば、コインチェックで盗難に合ったXEMの保証金が88.549円だったこともあり、和田ラインと呼ばれる国内では意識された金額だった。コインチェックでは2020/3/3のひな祭りには88円を超え、一時92円をつけることになった。2月末にはビットコインも600万円を突破し、暗号通貨界隈は今現在も多いに盛り上がっている。

余談ではあるが、ローンチ日の延期に伴って、ネムのPOI(コミュニティ)投票が実施された。これはスナップショットをいつにするかなどを投票によって決めるもので、NEMウォレットから参加できた。ネムを持っている各個人の投票がコミュニティの行く先を決めるのである。また前述のPoIの考えた方により、XEM保持数によって投票のパワーが違うところも面白い。清き「1票」ではないという点が選挙とは違う部分だった。この投票は中々面白い仕組みで、単に売買目的で仮想通貨を買っているだけでは体験できないことだろう。結果的にはスナップショットの延期によって、XEMの価格は高騰していった。

3/8 Zaifでスナップショットに伴う作業でNEMの出金が停止

そしてついに昨日(3/8)Zaifではスナップショットのため、XEMの出金が停止となった。本格的にSymbolローンチに向けて取引所も動き出した。

3/9未明時点のNEMの価格はZaifでは62〜64円と行き来しており、他の取引所と比べて10円近く乖離がある。

スナップショット後、Symbolのメインネットが無事稼働するのを見守るだけだが、国内取引所はSymbol(XYM)の付与に関して名言しておらず今後どうなるかわからない。

自分も含め、長年NEMを持ち続けた人たちが報われるのを祈るばかりである。

続く。


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