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アイリッシュマン (The Irishman)


アイリッシュマン (The Irishman)をみた。

マーティン・スコセッシ監督作品は沈黙以来だと思う。ロバート・デニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシ、全員70歳後半やけどエネルギッシュすぎる…特にアル・パチーノ一番年上のくせに一番若いやないかい…50歳位に見えるぞ…

トラック運転手のフランク・シーラン(ロバート・デ・ニーロ)がマフィアの殺し屋となり、マフィアのボス ラッセル(ジョー・ペシ)が全米トラック運転手組合のトップ ジミー・ホッファ(アル・パチーノ)とフランクを繋げることで、冷戦時代の表と裏の世界を描くというストーリー。

若い時代も本人が演じているのだが、インダストリアル・ライト&マジック社が手掛けるVFXのおかげでまぁどことなくぎこちないが、それなりに「ぽく」見えるのは素晴らしい。フランクが娘のためにスーパーの店員をボコるシーンがあるが、流石にアクションにはキレがない。流石に70歳にそこまでキレを求めるのは酷である。

本作はフランクがどのようにして闇の世界に浸っていったのかをじっくりねっとり丁寧に描きつつジミー・ホッファとの友情やラッセルとの板挟みによる葛藤を描いている。特にジミー・ホッファが出始めてからは表と裏の世界が密接に絡み合っている様が描かれる。

印象的なシーンはケネディが暗殺された時ジミー・ホッファが半旗された国旗を一番上まで上げたシーン。よっぽどケネディ家(というかロバート)嫌いやったんやろうなぁ。今ならSNSでボロクソに叩かれそうなもんやけど。

あともう一個はやはりサングラスのシーンは印象的。フランクのどう手の打ちようもない悲哀の気持ちがにじみ出るシーンである。

とりあえず長いが、まったり時間をとってウイスキーでも舐めならが観たい気骨のあるオトナの映画だった。酒は飲めないが…

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“アイリッシュマン (The Irishman)” への2件のフィードバック

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