先週の3連休前に仕事用のサーフェスブックが故障した。色々悩んだ挙げ句有償交換してみたので顛末を記録してみる。
まず仕事用のサーフェスブックは第1世代の上位モデルで25万位するPCだった。2016年の2月頃に購入したが、丸3年とちょっと経ったこのタイミングで電源がつかなくなってしまった。最近新型コロナウイルスの影響で自宅での仕事が増えている状況で会社用PCが故障とは洒落にならない…幸いある程度のデータは社内サーバーに移していたのでクリティカルではなかったが直近2週間分位のデータも手が出せない状態に…
まず症状としては、
- 電源がつかない
- 充電ケーブルの給電LEDは点灯する
- キーボード切り離しボタンのLEDが常に赤色に点灯
- サーフェスブック専用の強制シャットダウン・再起動方法でも起動しない
(https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4036280) - 電源をつけっぱなしにして12時間以上放置しても起動しない
サーフェスが起動しない場合の対処方法を色々試してみたがまったく起動する気配がない。これはおそらくどうしようもないということで、急遽自分のMacに入っているBootCamp上のWindowsに仕事ができる環境を構築しなんとか対応。会社ではOffice365を使っているがこういう時便利だと感じた。マイクロソフトアカウント入れるだけでOfficeが使えるようにある。他にも必要なソフトやデータを確保して…次の日に新宿のPC修理専門店に相談しにいった。
まず3.キーボード切り離しボタンのLEDが常に赤色に点灯の場合、ほぼ本体側が故障している可能性が高いとのことだった。この修理店の店員さんが親切な人で、色々と情報を教えてくれた。
店員さん曰く…
- 保証期間は切れているがマイクロソフトにて有償交換対応(約7万)できる機種である。(現時点では)購入当時のスペックを考えると約7万で交換はありなのでは?
- 交換対応の場合は、「修理」ではない。本体ごと交換となるのでデータは諦めるしかない。
- 交換といっても当然新品ではなく、リユース品で交換のようである。
- 修理店で修理した場合、マイクロソフトの有償交換はできない。
- 修理できる保証もない。
- サーフェスブックについてはSSDがマザーボード直付ではないためデータはサルベージしやすい。(データはなんとかなりそう)
- キーボードが壊れていた場合は絶望的。本体とキーボードはシリアルで管理されているため、別のキーボードをつけると認識できない上取り外しできない。キーボードの修理は修理店では対応できない。また今の状態だとキーボードを外してバラしてから中を見るため有償交換もできない→最悪のパターン
という感じで聞けば聞くほどサーフェスの修理が大変そうだということがわかる。1時間ほど話を聞いてメリット・デメリットを考えた結果データは諦めて有償交換をマイクロソフトに頼むことにした。
マイクロソフトアカウントからデバイスを登録して交換手続きを行ったが、新型コロナの影響か交換対応のページで決済の選択をしようとするもエラーが発生しましたと出て先に進まない。結局先週の3連休中ずっとこの状態だったので、連休明けにサポートに直接電話を入れると「エラーが出ているらしいです」とスタッフが返答。いやぁ…出ているらしいですじゃないよ…と思いつつこの人には罪はないのでシリアルナンバーなどを伝えていくと、法人担当の方に回された。
法人担当の方でも同様の情報を伝え手続きを行ってもらう。最終的には受付メールが届き、それに従って本体を郵送。郵送してから二日後に交換機が届いた。法人の方だったため対応が早かったのかもしれない。交換対応のページでエラーが出ている場合は直接サポートに電話したほうがよさそうである。この時代に電話でメールアドレスと住所を伝えて復唱するとか中々アナログすぎて笑う…
しかし次に会社でPCを買う場合はサーフェスはちょっと怖いなと思う出来事であった。もしサーフェスブックの故障に出くわした人の参考になれば…