オザークへようこそ シーズン3を見た。
ナルコス メキシコ編シーズン2、ロスト・イン・スペースシーズン2、ベーターコールソウルシーズン5(毎週更新)、オルタード・カーボンシーズン2に続きついにオザークへようこそシーズン3が公開された。2020年明けから個人的に推しているドラマの怒涛の更新が始まったが、とりあえずこのオザークへようこそで一段落かな。ベターコールソウルが毎週更新なのでまだ終わっていないのと、オルタード・カーボンシーズン2が若干諦め気味ではあるが…
シーズン2のカジノ完成後から本シーズン。相変わらずオザークの美しい自然とは対照的に策略と裏切りと打算と絶望にまみれる人間たちの模様を描く。
シーズン2に引き続きウェンディ、ヘレン、ルース、ダーリーンとかなりパンチの効いた女性陣の演技が光る。特にウェンディとヘレンの掛け合いと探り合いは今回のみどころの一つ。ルースは相変わらず絶望に巻き込まれており幸せになる気配無し。口もへの字。ファッキンファッキン言いまくっているのだがだんだん可愛くみえてくる不思議。シーズン1から徹頭徹尾を貫いているダーリーンは次シーズンでは戦争の中心人物になりそうな気配がぷんぷんしている。ワイアット抱くなや…
ブラックジョークにも拍車がかかり、マーティとウェンディのセラピストであり、ちゃっかり賄賂を受け取ってランボルギーニを買うスー婆さんは今回かなりネタ扱いだった。挙げ句ヘレンに始末されるという流れで不謹慎すぎるがこれは今シーズン一番の笑い所かなと思った。
ウェンディの弟、ベンに関しては双極性障害ということで、まぁそやわなぁという印象。ホームランドのキャリーもこんな感じやったしなぁ。あんま知らないとベンうぜぇええってなるけど、双極性障害ならしゃあない。逆にベン役さんの狂っている感じの演技がうまくて感心した。
そしてようやくシーズン3で姿を現したマーティのボス、ナバロ。正直残念…かなり残念である。オザークはあくまでドラッグマネーロンダリングがテーマであり、カルテルの抗争を描くようなドラマではないが、ナルコスやブレイキング・バッド、ベターコールソウルで出てくるようなカルテルのボスたちの冷血、狡猾、度量…悪魔的な魅力がナバロには、無い。
ましてや現場側のキャラクターの個性が強すぎるが故にボスのナバロの「普通」っぷりが異常。初登場のプライベートジェット機に乗ってウェンディと話している時の「え、こいつ?」感…
最終話でようやくナバロの横に立ったマーティだが次シーズンではどうなるのか。デルも死にヘレンも殺され、最後にはナバロも死ぬのではないかと思う。マーティ・バードに関わる人間はどんどん死んで行く。これはある種の呪いではないだろうか。マーティは仕事をしているだけなのに…
しかしこの主人公マーティ。一番影薄くなってしまった。
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