アークテリクス “ベータSL” : メンテナンスしてみよう

アークテリクス"ベータSL"
アークテリクス”ベータSL”

アークテリクス “ベータSL”をメンテナンスしてみた。

アークテリクス “ベータSL”を購入したのは2016年4月。そこからフェスにいったり山に行ったり普段着として着用したり、約3年半おおいに活躍してくれた。ただ購入してから普通に洗濯機で洗うだけで、ちゃんとしたメンテナンスをしていなかった。

この後雨に打たれてベータSLの撥水力が低下していたことに気付く

そんな中、7月に尾瀬に行ったとき雨が降ってきてベータSLを着ると、あれよあれよという間に、雨が染み込み完全に雨が内部に浸透してしまった。運良く登山でもキャンプでも雨に打たれることがなかったため、ここまで撥水力が低下していることに気づかなかったのである。街中であれば問題ないが、登山するには命に関わるということで、撥水力を取り戻すためちゃんとメンテナンスしてみることにした。

ニクワックスで”ベータSL”をメンテナンス

ニクワックス ツインパック

ベータSLはゴアテックス製品なので、メンテナンスをどうすればよいか調べてみることにした。ゴアテックスの公式サイトにメンテナンスの方法が記載されている。

ゴアテックスは普段のメンテナンスは基本的に洗濯機で洗うので良いとされている。(柔軟剤は厳禁)熱を加えると撥水力が復活するので、アイロン加工や乾燥機なども有効である。うちにはドラム式洗濯機があるので、乾燥機を使って熱処理できる。

今回はフルメンテナンスをしたいので、撥水力の復活が期待される定番の”ニクワックス”でメンテナンスすることにした。

ニクワックスのツインパックは汚れを落とす「洗剤」と撥水力を取り戻す漬け込み用の「溶剤」が2本セットになっている。洗濯機でも使用できるらしいが、すべて手洗いすることにした。

洗剤で洗う

まずはニクワックスの洗剤(緑のパッケージ)とお湯を使って優しくもみ洗いする。もみ洗いした後、10分程度放置し汚れを浮かしていく。汚れが浮いてきたらすすぎをしっかり行って洗剤を洗い流す。

ニクワックス テックウォッシュ(緑)でもみ洗い

溶剤に漬け込む

洗いが終わったら次にTX.ダイレクトWASH-IN(青色)キャップすりきり一杯バケツに投入して漬け込みする。ゴム手袋を装着して、漬け込みが全体に行き渡るように撹拌する。そのまま

TX.ダイレクトWASH-INで漬け込み

次にTX.ダイレクトWASH-IN(青色)をすりきり一杯お湯を入れたバケツに投入して漬け込みする。全体に行き渡るよう撹拌しながら45分位漬け込む。この時撥水剤に触りたくない場合は、ゴム手袋を装着したほうが良いと思う。溶剤の匂いも少し独特。

ドラム式洗濯機はこういう時便利

漬け込みが完了したらしっかりとすすぐ。すすぎ終わったら乾燥機へ投入して熱を加える。乾燥機がない場合は陰干ししてからアイロン加工すれば良い。

乾燥後のベータSL

乾燥機から取り出すと、ベータSLの生地がしとりしていてさわり心地が良かった。霧吹きで水を吹いてみるとちゃんと撥水してくれたので、次はフィールドでメンテナンスの効果を検証したいと思う。


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ogawa “グロッケ8″+”システムタープペンタ3×3” 初連結@大洗キャンプ場

ogawa "グロッケ8"+"システムタープペンタ3×3" 初連結
ogawa “グロッケ8″+”システムタープペンタ3×3” 初連結

この夏は鹿児島に長期滞在したり週末は天気悪かったり、中々時間が取れなかったが久々にキャンプしに茨城県の大洗キャンプ場へ出撃した。随分前に購入して張れずにいたogawa”グロッケ8″と直接連結できる”システムタープペンタ3×3″のフィールドテストしてきた。

※下記広告はシステムタープペンタ4×4 T/Cです。

大洗キャンプ場について

台風19号のせいでお気に入りだった埼玉県の無料キャンプ場「巾着田」の形状が変わってテント張るところが狭くなったり、岩が上がってきているとのことだったので、悩んだ挙げ句、茨城県の大洗キャンプ場に突撃。

※残念ながら巾着田でのキャンプは禁止になりました。詳しくは公式サイトをご確認ください。

大洗キャンプ場の良い点は「予約無し」で行けるところ。予約制のキャンプ場はアウトドアブームのおかげで土日だと予約が取れなかったり、雨予報でもキャンセルできなかったりと気軽に行きたい時動きにくい。予約無しのオートキャンプ場は非常にありがたい。

肝心の大洗キャンプ場は想像していたよりもコンパクトだが林間サイトで風もなくトイレも綺麗。大通りに面しているが壁もあり、コンビニやスーパーも近い。

この日はあまり人がいなかったので自由にテントを張れた。レビューにあった通り割と住宅街ど真ん中にある。カラスが結構いるので食べ物には気をつけないといけない。金額は2人で4,000円ちょっと。若干高いなと思ったが、この規格ならこれくらいしても仕方ないかな。

“システムタープペンタ3×3” 初張り

ogawa "グロッケ8"+"システムタープペンタ3×3" 初連結
タープを張るとまた表情が代わり、めちゃくちゃ格好良い

そんなわけで早速設営グロッケ8とシステムタープペンタ3×3を設営。このシステムタープはグロッケ8の入り口に直接連結できるほぼ専用のタープである。グロッケ8と同じリップストップ素材で、畳むと非常にコンパクトで軽い。大きさも2人位ならちょうど良い、非常に扱いやすいサイズ感である。

注意点としては「ポールがついていない」ので別途購入の必要がある。今回自分たちはコールマンのヘキサライト2のポールを代用することにした。ポールの長さは220mmだが全く問題ない。色もグレーなのでグロッケ8の色にあっているのでOK。

ogawa "グロッケ8"
タープ無しの状態

タープが無いグロッケ8単品で使用していた時はの入り口の頭が当たるところからガイロープを張っていた。システムタープペンタ3×3と連結したことで、テント内への出入りがかなりしやすくなった。そして何よりグロッケ8テント単体よりもシステムタープペンタ3×3と連結したほうが、見た目がかなり美しいので最高である。グロッケ8を持ってる人はこれ絶対買うべきや…

大洗キャンプ場周辺施設

昼飯を食った後は大洗キャンプ場からすぐ近くにある「アクアワールド茨城県大洗水族館」へ行くことにした。大洗キャンプ場から車で10分位のところである。暇つぶしに…と思ったがこれが、大人も楽しめるかなりボリュームのある水族館だった。

大洗キャンプ場は自分の駐車スペースに看板を立てて確保することができるので、テントを立てたあとは自由に外出できるところも良い。

アクアワールドの他におさかな市場や温泉もあり、少し遠いがひたち海浜公園にも行くことができる。キャンプ場でまったりするのも良いが、観光スポットも色々あるので楽しめると思う。

エクストレイルで初キャンプ

今回は先日納車されたエクストレイルで出撃。家庭内抗争の末、紆余曲折あったが新車で購入してしまった。プロパイロット付きの4WD パールホワイトである。昔、実家の車がエクストレイルで、結構気に入っていた。昔のカクカクしたアウトドア感の強い形のほうが好みだが乗っていると、丸みのあるこのフォルムもだんだん良くなってきた。

でかいわりには運転もしやすく、あまり癖のない車だと思う。なんと言ってもプロパイロットがすごい。高速の運転楽過ぎて他の車乗れなくなりそう。とりあえずせっかく高い買い物したので乗り回していきたいと思う。

日産エクストレイル
日産エクストレイル購入

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燕岳 20191004−1006 後編

 

荷物は燕山荘において身軽な状態で燕岳山頂へ。2763m。天気が良すぎるので景色が最高である。(燕岳 20191004−1006 前編

 



快晴。

イルカ岩。

燕山荘に戻りしばらくヘリポートの上でまったりする。このアークテリクスのBora2 Mid GTXも大分貫禄が出てきた。FUJI ROCK用に2016年に購入したが特に壊れることなく4年目へ。価格は死ぬほど高いがめちゃくちゃ歩きやすい。何より見た目がかっこいい。

まったりした後はかなり早い晩飯へ。山の上とは思えないくらい豪華な晩飯である。山小屋は満員だったせいか晩飯は4回も交代で提供とのことだった。

 

夜は軽く星を見て就寝したが、やはり狭すぎて熟睡できず。あと思ったよりも密着しているせいか暑い。何回も目が覚めてしまった。山小屋で寝るのは厳しいかも。

翌日頑張って起きたがご来光は雲に隠れて見れず。朝飯を済ましてそのまま下山。

下山はまぁ特に問題なくコースタイム通り。上りに比べると圧倒的に時間が早い。合戦小屋でリゾットを食う。最近このアマノフーズのシリーズを食べたのだがめちゃくちゃうまい。味付けが濃いので登山で食べるのには最適かも。ちょっとお高いが最高。

下山した直後に雨が降ってきたので、そのまま中房温泉に入る。時間が早かったせいか割と人は少なかった。下山してそのまま温泉に入れるのはありがたい。最高の気分でアイスを食う。12時30分すぎの新宿行きバスに乗り込み帰宅。

やはり登山は晴れていると最高である。


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燕岳 20191004−1006 前編

アルプスの女王、燕岳へ。

金曜日23時に竹橋から夜行バスへ乗り込み、登山口の中房温泉へ向かう。まぁ、寝れん。車のライト眩しいしアイマスク必須やなぁ…途中サービスエリアで二回休憩を挟んでAM5:00頃には到着。死ぬほど身体が重いがおにぎりを食べ準備を行う。



中房温泉の時点で標高1,462m。朝5時ということもあって寒い。この日のために買った登山用フリースを着る。燕岳頂上の標高は2,763m。まぁまぁの高低差である。このなまった身体で大丈夫なのか心配だったがここまで来ると仕方がないのでとりあえず登り始める。

5:30頃、登頂開始。まだ暗いのでヘッドライトをつける。北アルプス3大急登と言われているらしいが、実際どうなのか。心拍数を上げすぎないようにゆっくり目で登る。

第1~3ベンチ、富士見ベンチ、合戦小屋そして宿泊する燕山荘という順番で登っていく。出発して約3時間、8:40頃に合戦小屋に到着した。ちょいちょい休憩をはさんで3時間なら上出来のペースである。実際登ってみて思ったが、確かにきついのはきつい。ただ去年の夏に上った大山(鳥取県)の方がきつかったと思う。やはり気温が低いので体力の消耗がまだマシな気がする。ただ合戦小屋までは代り映えのない景色でひたすら登りというのが精神的に堪える。

夏はスイカが有名らしいが流石に季節が外れており、おしるこに。山で食う飯はまぁ、どれもうまい。トイレもこの先ないのでここですましておく。

合戦小屋を過ぎると、これまでの樹林帯を抜けてだんだんと見晴らしがよくなってくる。目の前に広がる雲海が非常にいい感じ。晴れているので最高。

合戦小屋から燕山荘まではコースタイムでは90分くらいだが、燕山荘見えてからの登りが結構しんどい。しかし後ろを振り向くと広大な雲海が広がる。いやぁ、最高。

AM10:15頃、無事燕山荘に到着。コースタイムも順調である。自分は知らなかったが燕山荘はかなり有名な山小屋らしい。早速受付して案内される。館内はかなり広く、トイレも綺麗。しかし三連休のおかげで満員だった。3畳の部屋(?)に6人詰め込みという中々の狭さである。1畳で二人…寝れるか不安になる。流石にこの狭さになってくるとテント泊の方が良いなと思う。まだプライベート空間確保できるし…

11時にレストランがオープンするので、ぶらぶら散策したあとカレーを食う。疲れた身体に染みるうまさ。

カレーを食べた後はコーヒーを淹れ、一服。なんだかんだスノーピークのチタンマグはかっちょいい…まだまだ時間があるので、このまま燕岳頂上へ。

天候のおかげで最高に景色が良い。これが曇りか雨なら喧嘩して終わってるやろうなぁと思う。やはり登山は天候最優先。頂上までは往復で一時間程度である。

残念ながら富士山は見えなかったが、槍ヶ岳はばっちり見れた。やはり頂上は風が吹くとかなり寒い。


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尾瀬ヶ原 20190713−0714

6月から開発案件が炎上し地獄のような日々を過ごしていたが、なんとか落ち着いたので尾瀬へ。

父親から借りたアライテントのトレックライズ2で初の登山テント泊を行う。尾瀬は歩きやすいのでとりあえず初のテン泊にはちょうどよかった。金曜日なんとかトラブルも回避しレンタカーを回収し、いざ群馬県の戸倉第一駐車場へ。



深夜1時頃に到着すると駐車場は3分の1くらい埋まっていた。到着する頃には死ぬほど疲れていたのであっという間に就寝。6時頃起床すると駐車場はかなり埋まっていた。尾瀬の入り口である鳩待峠までは乗り合いタクシーで980円。20分くらい山道を揺られて登山道に入る。予報は雨だが三連休ということでまぁまぁ人多い。

初日は曇っていたがなんとか天気が持ち、特に問題なく鴨池峠→山ノ鼻→竜宮小屋→見晴らしへ12時頃到着。仕事で地獄を見たあとだったので、この広大な湿原をみると火曜日からの現実が死ぬほど嫌になる。携帯の電波も入らないので仕事用携帯を一切見ずに過ごした。

山小屋のカレーが非常にうまかった。たっぷり歩いて疲れた身体で食うカレーは絶品である。散策したかったが夕方からの雨予報と睡魔もあり、テント設営後蒸し風呂の中就寝。

晩飯はメスティンで米を炊いて牛丼、スーパーで買った高級味噌汁とウインナー、さらに餅を焼いておしるこという高カロリー山飯を食らう。なぜ山で飯を食うとこんなうまいかはわからないが、とにかく米がうまい。メスティンがバカ売れするのもなんかわかる気がする。結局予報よりも遅れて21時、就寝する頃には雨が降ってきた。

翌日は4時位に起きると予報通り雨。なんとか撤収し、コースを少し変えて戻る。今回わかったことはアークテリクスのBeta SLの撥水力がうんこレベルになってしまっていたこと。

確か2016のフジロックで買ったはずだが、何回も洗濯しているうちにゴアテックスの性能が落ちているみたいで、まったく雨を弾かないただの高級カッパに成り下がっていた。これは大誤算だったので、次までに一回メンテナンスをしないといけない。

そんな中なんとか車まで戻り、温泉に入って吹割の滝を見て帰宅。山のテン泊は結構おもしろかった。次はアークテリクスのメンテナンスを…

ちなみにカリマーのWRONG WAYおじさんTシャツはめっちゃお気に入り。長い人生、道を間違えて行きたい。


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