バッド・ブラッド: 憎しみのマフィアを見た。
ナルコス・ホワイトパウダーに続いて、カナダの大物マフィア「ヴィト・リズート」を描いた実話タイプの作品。本作はヴィト・リズートの右腕である架空の人物デクラン・ガーディナーがストーリーテラーになり進められる。
しかしいつもマフィア系の作品を見て思うのだが、一代を築いたボスの後釜(息子や孫や部下)は高確率でドクズに描かれることが多いような気がする。本作でも漏れなくヴィト・リズートの息子ニコは無能なバカ息子として描かれた。無能ほど調子こいて粋がるのはマフィアの世界では常なのだろうか。
おおまかなストーリーは、大昔の罪によりアメリカの刑務所に収監されるヴィト。ボス不在の中、組織の維持やパートナーとの対立を調整していくデクラン。ヴィトが獄中にいる間に息子のニコ、そして先代(ヴィトの父親)もあっけなく敵対組織に射殺されつつも、なんとか調整・調整・調整をこころみるデクランだったが、実は…みたいな話で、いわゆる「それはセコくない?」系のオチである。
まぁエピソードも少ないしサクッとみるにはいいかなと思う。カナダでは好評だったようでシーズン2の制作もされるみたいである。